能登コメ会議2013/第一弾・能登コメツアーレポート

2013.10.7

今年もこの時期がやってきました。

今年で3年目となる能登コメ会議ですが、第一弾として稲刈り体験と能登のお米と文化を学ぶ「能登コメツアー」を開催しました。

 

当日は金沢から貸切バスに乗り、旅行気分でいざ能登へ!

七尾市の中島町釶打地区にある田んぼを目指します。

雨が心配されましたが、幸運なことに良い天気に恵まれました。

 

到着すると、既に”はざ干し”がされています。

今年は例年よりも稲の育ちが早く、刈り入れが終わった田んぼもあるんですね。

田んぼでは西尾先生がお待ちでした。

西尾さんは古くから伝わる米の乾燥法「はざ干し」に強いこだわりをもっています。

そんな先生からまずは刈取りのレクチャー。

そもそも、ナゼ手で刈るのか?

失礼な言い方かもしれませんが、稲刈り機だったらものの数時間でキレイに刈り取れるこのサイズの田んぼ。

昔の人は、家族親戚総出で刈り取っていました。

本当は田んぼつくりから体験してほしいところですが、農家さんが丹精込めてつくったお米を自分自身の手で刈り取ることで「お米って、こんなにキレイで大事にされてるんだ」とか感じてくれればと思っています。

そんなこんなで稲刈り開始!

参加者のみなさまに「カマ」が配られます。

あれ、ちょっとまって。よく考えたら僕カマを使ったことがない。西尾先生ーーー!教えてくださいーーー!と言おうと思いましたが、他の参加者にレクチャー中。

よし、ならば実践あるのみ!と稲の束をつかみ、根本にカマを当ててザクザク!次もつかんでザクザク!

「おい兄ちゃん、危ないぞ!」

別の農家さんから突然注意されました。

なにやらカマはザクザクするものではなく、ひと息でザク!っとするらしいです。

「しっかりとやらんとな、指飛ぶぞ」

と真顔で教えてくれる農家さん。遠くのほうで別の農家さんもおなじような注意を参加者にしています。実際に指を飛ばしてしまった農家さんも昔からいるそうです。

教えられたとおりに、ひと息でザク!っとやってみると、

気持ちいい…

もう夢中でザク!ザク!

子供も大人もいっしょです。

そうしている間に田んぼの1/3が刈り取られてきました。

けっこう腰にくるのね、この作業。

だんだん無心でザク!ザク!

おや、別のところでは刈り取った稲を束ねて、

なにやら縛っています。

「こうや、こう。束ねて縛ってぐいって、そうそう!」

ぐるんって!

ぐいっと!

これ、はざ干しの準備なんですね。

こうやって束を作り、はざ干しにかけていくわけです。

束ねた稲をはざ干しのところまで持っていきます。

またこれが重い!

バスの運転手さんも手伝いに参加してくれてました(笑

子供もがんばってお手伝いです。

これ、長袖じゃないと小さな稲が刺さってかゆいかゆいになってしまいます。

田んぼから歩いて1分。

左側の「はざ」にかけていきます。

よく見ると、はしごがあるのですがずいぶんと年季が…

乗ったら壊れるんじゃなかろうか?

「このはしごか?昔からあるし、じゃま(心配)ないわいや」

ですよね!

さっきの束を二股にしてかけていきます。

稲リレーでどんどんかけていきます。

1時間もしないくらいですっかりとかけてしまいました。

田んぼの方もこんなにキレイになっちゃいました。

ここで落ちた稲を拾う「落ち穂拾い」です。

以上で稲刈りは終了!

いかん!もう12時過ぎているじゃないですか!

そうです、ご飯の時間です。

近くの集会場に農家の方が食事を用意してくれていました。

「田舎御膳」です。

収穫したてのピカピカなお米がおにぎりになっちゃって!

みんなお腹が空いちゃってるもんですから、

すごい食いっぷりでした。

※ご飯中の写真が少ない言い訳じゃないですよ。

おにぎりの他に、お漬物とお吸い物。煮物も。

いまでも味を思い出すくらい美味しかったです。

食事の後は宮田先生による「お米にまつわる地域の食文化」について教えてもらっちゃいます。

宮田さんは長い間学校の先生をされていました。

お米にまつわる子供たちの話しとして、

「むかしは子供が田んぼに入り、害虫を捕まえてたんですよ。そして国から捕獲額に応じて奨励金も出ていました」

また、いまは「コシヒカリ」というお米の品種が一般的になっておりましたが、誕生したのは昭和47年なんですね。

それまで永くつくられてきた「銀坊主」という品種や「ハツニシキ」という品種もあったそうです。

↑宮田先生が持ってきてくれた「日本農書全集」

お米つくりって特別なことではなく、

生活の一部だったんですね。

大地の恵みを稲穂に実らせるために、

日々工夫をこらしながら稲を育ててきました。

その恵みを食しながら、また稲を育てる。

我々日本人の主食としてのお米はそうやって支えられてきています。農業は尊い仕事です。

最後に宮田先生は言いました。

「お米づくりは人のつながりをつくり、人をつくっていく」

と。なんかおばあちゃんの顔を思い出します。

 

参加した方からはこんな感想もいただきました。

一部紹介させていただきます。

(参加者からの感想)

・これまで農業経験が無かったため、実際に体験ができ良かった。コメ作りは人づくりであり、結づくり、地域づくりにつながるということを学んだ。今後の仕事に活かしたい。(七尾市/男性)

 

・小さい頃に実家の農作業の手伝いをしたことがあったはずだが、今は忘れてしまっておりもったいないと感じる。子どものころは恵まれた環境にいたのだなと感じた。(金沢市 /男性)

 

・初めて稲刈りを体験した。思っていた以上に重労働で、地域の力が必要だと体感した。(東京都/男性)

 

・手で稲を刈るのは新鮮だった。昔実家で農業をしていたので、再開できたらいいと思う。(千葉県/男性)

 

・稲刈りは実際にやってみると難しかった。今の自分には農業にかかわる機会が少ないが、今日をふまえ毎日味わって食事をしていきたい。(東京都/女性)

 

・小さいころさつまいも掘り体験の記憶がある。宮田先生の、米づくりは人づくりであり、地域づくりであるということが印象的だった。自分も、農との関わりについて、一過性ではない、続けられることができないか考えたい。(東京都/女性)

 

・タテマチ大学には何度か参加している。今回は、指導してくれた農家の方から、稲刈り後に落ち穂拾いをする等、もったいないの心を教わりためになった。(金沢市/女性)

 

・小さい頃ごはんを残すと祖母に怒られたが、今日その意味が初めて分かった気がする。(金沢市/男性)

 

・米づくりは人が生きていく上でかかせない、生きていく上で大切な要素がつまっているということを学んだ。また、このような場所で学べるというスタイルも本当に良かった。(東京都/男性)

 

・食べ物をつくるということは、お腹を満たすだけではない、心、文化を継承していくということを学んだ。(東京都/女性)

以上です。

ご協力いただきました西尾先生、宮田先生。

ご協力いただきました農家のみなさま。

本当にありがとうございました!

第二弾はエムザの天空農園でおにぎりワークショップですよ♪

中乃波木先生!夜のスナップ写真ってどうやって撮るの?

2013.9.20

夜の撮影ってこんなに楽しめるのか!!

9月13日に21世紀美術館で開催された中乃波木先生による「スナップ先生! 夜の金沢をステキに撮る方法を教えて下さい!」カメラ好きによる”カメコン”&グループワーク撮影会のレポートを送ります。

石川県出身のカメラマン、中乃波木さんを先生にむかえてカメラ好きの男女が21美に集合しました。

夜の撮影って、ほんとにムツカしいですよね。

ブレるし、フラッシュ使うと変だし。。

ちなみに中乃波木先生の夜作品はこちら。

これはご実家(能登)の写真。

撮影時間は昼じゃなく夜ですよ夜!

これは海。真夜中の撮影です。

右下に見えるオレンジ色っぽいのは焚き火の光。すごい!

先生!どうやって撮ればいいか教えてください!ってことで、

まずは夜の撮影テクニックを伝授!

やはり夜は暗いので、どうしてもブレやすくなります。

できる限り露出を上げて、シャッタスピードをゆっくりにします。

しかしそうすると、ブレる。

そこで三脚の出番です。

三脚があれば多少シャッタスピードがゆっくりでも大丈夫!

では早速外に出て撮影です。

今回はA〜Eの5グループに分かれ、自由に撮影してきました。

そして帰ってきたらグループごとにベストショットを選びます。

みんなでワイワイがやがや。まるでコンパですな。

そしていよいよ、発表です!

まずは!Aチームの作品から

走る子供+21美の躍動的な写真と、威風堂々のしいのき迎賓館。

Bチームの作品は

キレイなボケ味と、これまたボケ味を活かした子供スナップ!

Cチームは

中さん直伝のテクニックをしっかり活かした定点撮影&3枚目は看板の灯りを活用したスナップ!

Dチームは

明暗を活かしたナイトスナップ!

Eチーム

これまたしっかりと伝授されたテクニックで撮影されてます!

さて、中先生。大賞はどのグループに?

「んーーーーーーーーー、、、Cで!」

「おお!決め手はなんですか?」

「3枚目のスナップです!よいですなぁ!」

おめでとうございます!

いやはや、歓声と拍手がすごい。

実は今回のグループ分け、適当だったんです(笑

でも外に撮影して帰ってきたときにはみんなすごく仲良しに!

え?初めて出会ったんですよね?と聞いちゃうくらいに仲が良い。よいよい。

と中乃波木節全開の授業ももう終盤。

最後にCチーム全員の記念写真を中さん自ら撮影!なんて豪華なんだろう。

Cチームのみなさま、おめでとうございます!

そして中乃波木先生!とーっても楽しい時間をありがとうございました。

また是非よろしくおねがいします!

以上、カメコンでした。

宇宙旅行体験記。

2013.9.4

いやー、シャトルが揺れました。

酔いそうなほど。

 

8月24日に開催された池田愛先生による「科学先生! 今夜ボクらを銀河の旅に連れてってくれるの!?」元国立天文台学芸員とゆく3Dプロジェクター宇宙旅行体験授業のレポートを送ります。

 

会場には壁一面に投影されたプロジェクターが、、

で、でかい!

まずは宇宙に行く前におさらいです。

「光の早さで一年かかる距離が1光年っていわれてもわかりにくいですよね」

という池田先生。例えば車で1光年分進むのに必要な時間は約1800万年、飛行機では130万年だそうです。

もっとわかりませんね(汗

この光年が影響して今見ている空の星は、実はすっごく昔の星の光がやっと地球に届いた光をみていることになります。

 

なので、実は光が届くのに10万年かかる星があったとします。

今見ているその星の光は10万年前の光なので、もしかしたらその星自体リアルタイムでは消滅している可能性もあるそうです。

 

そしていよいよ、宇宙旅行の始まりです。

まずは今宵の星座から見ていきます。

星座って沢山あって覚えにくいけど、この星の光もやっとこさ地球に届いている光だと思うとなんだか可愛らしく感じます。

続いて月。

池田先生から月の誕生秘話を聞きました。

地球に生物が誕生するはるか前の地球に、惑星大の隕石が地球に「かすった」らしいです。衝突の破片が散らばり集まった固まりが長い年月を経て月になりました。

この「かすった」具合が絶妙な角度だったので、地球は無事だったらしいです。

怖い!角度が悪ければ地球は無いわけですよね。。

ここからゆっくりと池田先生の案内で地球を飛び立ちます。

画面が大きくゆっくりうごき、星座の中へ。

星のなかをかいくぐり、太陽系を飛び出します。

途中、お仕事中の衛星探査機「ボイジャー」にも出会いました。

遠くの方に、星屑の集まりが見えます。

いわゆる「天の川」です。

池田先生はそのまま、天の川の中に船を進めました。

「天の川というのは、銀河系を中から見たのもなんです」

え、マジすか!天の川って銀河だったんだ。

船はゆっくりと天の川を抜けて銀河系の外へ。

すると、他にも色々な銀河が見えます。

アンドロメダ星雲(聞いたことありますね)もあります。

「あれはM78星雲です」

え!あのウル◯ラマンの故郷のですか!?

なにはともあれ実在するそうです。

船はどんどん速度を上げて進みます。

大きかった銀河も今では豆粒のように散らばっています。

いよいよ、、

宇宙の果てです。

「正確には宇宙の果てではなく、私達人類が観測している分の果てです」

宇宙ってとてつもなく広いんですね。

辺りは真っ暗。

そろそろ地球に帰りましょう。

銀河系が見え、太陽系に入るとなんだかホッとするから不思議です。

ここで宇宙旅行はおしまい。

ふうー、ここが会議室だったなんて。

ちなみに全員こんな姿で搭乗してました。

最後に「この船操縦してみたい方いますか?」という池田先生。

え?だれでも操縦できるの?!

なんと国立天文台のおかげで専用のソフトが公開されているそうです。

操作もジョイスティックで簡単操作(すごい時代です)

参加者のお子様がキャッキャと操縦します。

もう画面がグアングアンと揺れます。

楽しんでくれて嬉しいです。

池田先生、宇宙旅行ありがとうございました!

とても素敵な時間でした。